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名古屋南部地域での取り組み

第3回 統一吸入指導箋を用いた吸入指導のポイント

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名古屋南部地域では、喘息やCOPD治療の主流である吸入療法のアドヒアランス向上を目的に「統一吸入指導箋」を活用しています。
今回は、統一吸入指導箋を用いた吸入指導のポイントについて、名古屋掖済会病院副薬剤部長の中村敏史先生と、中部労災病院主任薬剤師の中根茂喜先生に、お話をお伺いします。

名古屋掖済会病院
副薬剤部長
中村敏史先生

中部労災病院
主任薬剤師
中根茂喜先生

――統一吸入指導箋を用いた吸入指導をする際のポイントについて教えてください。

中村先生:
吸入指導で大切なのは、まず薬剤師自身が患者様の前で、吸入器トレーナーを使って吸入手技を実演してみせることです。
薬剤師の先生方には、患者様へ吸入指導を行う前に、説明書を見なくても正しい吸入指導ができるように、ぜひ、各薬剤の吸入手技をしっかりと身につけておく必要があります。
今回は、私と中根先生で吸入指導のポイントを説明していきます。
中根先生、よろしくお願いします。

中根先生:
はい。吸入手技のチェックは「吸入前準備」「吸入」「吸入後」の3ステップに分けて行いますが、その前に吸入を行うのに十分な吸気流速があるかどうかを、このエリプタトレーナーで確認してみましょう。 

中根先生:
まずは、吸気流速が不十分な場合です。
吸気流速が不十分だと息を吸う音が聞こえるだけで音が出ません。
次に、吸気流速が十分な場合です。
吸気流速が十分だと音が鳴ります。

中根先生:
次に「吸入前準備」のポイントをみていきましょう。
ここでの確認事項は、2点です。
1つ目は、吸入器の残量をチェックできるかどうかです。
この窓の部分に薬の残りの使用回数が表示されていること、そして、窓が赤くなったら使えないことを理解しているかを確認します。

中根先生:
次に、カバーを正しく開けられるかどうかです。
カバーを半開きのままにしてしまっていないか確認します。
カバーは、「カチッ」という音がするまでしっかり開くように指導しましょう。

中根先生:
次に「吸入」の確認です。
確認のポイントは3つです。
・吸入前に息をはいているか
・正しい持ち方で吸入しているか
・深く吸入しているか
通気口を手でふさいでいないか確認してください。
通気口をふさがないで、地面と水平にするのが正しい持ち方です。

中根先生:
吸入の仕方は「強く、深く、スーッと」と説明すると、患者様は分かりやすいようです。

「吸入後」には、
・5~10秒の息止めができているか
・カバーをしっかり閉めているか
・うがいを2回以上しているか
の3点を確認します。 

中村先生:
吸入手技は、最初はしっかりとできていても、時間が経つにつれて、だんだんと自己流になって正しい手技ではなくなってくることもあります。
ですから、吸入し始めて半年後、1年後といった節目には、たとえ統一吸入指導箋による指示がなかったとしても、薬剤師が自主的に確認を続けることが大切ですね。
また、患者様は、症状が改善すると自己判断で吸入をやめてしまいがちですので、統一吸入指導箋を活用して短時間で吸入指導が終わった際には、疾患に対する正しい理解と継続的に治療をすることの必要性も、あわせて指導していただければ、患者様のアドヒアランス向上につながると思います。

――ありがとうございました。