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1.2. 喘息による患者負担および地域社会の負担
1.喘息による患者負担

喘息および重症喘息の問題

喘息は全世界の何千万もの人々の生活に影響を及ぼしており、推定2億3500万人が喘息に罹患している[1] 。 
世界全体で臨床的な喘息の有病率は4.3%と推定されており、年間約25万人の死亡原因となっている
 [2],[3]。 また、重症喘息患者は喘息患者集団全体の5~10%を占めている [4],[5]

日本における現在の喘息有症率

2003年(平成15年)に全国で実施された保健福祉動向調査では、喘鳴や呼吸困難感などの症状を「呼吸器アレルギー様症状」と定義し、これらの症状を有する者の数を調査対象全員の数で除した有症率を求めている。この調査結果では、小児で11~14%、成人(15歳以上)で6~10%の有症率となっている。一方、医師が実施した全国調査によると、近年の期間喘息有症率はISAACで小児9~14%(2005年)、8~14% (2008年)、ECRHSで成人9~10%と、前述の期間有症率の調査結果とほぼ同様の数値が報告されている。いずれの場合も小児では低年齢(乳幼児)、成人では高齢で、それぞれ有症率が高い傾向が認められている[10]

▼日本の気管支喘息有症率(全国調査)

:呼吸器アレルギー様症状(喘鳴・呼吸困難感など)の有症率[10]

スペインでの研究から重症喘息の患者一人当たりの総費用は、軽症喘息の5倍と推定されている[6]。 これは、軽症や中等症の喘息患者に比べ、重症喘息患者は以下の要素があるためである [6]–[8]

  • 薬剤の使用量が多い
  • 受診関連の費用が高い
  • 増悪がより頻回で、増悪関連の費用も高い
  • 入院や救急外来を受診する可能性が高い

これは、疾患コントロールのレベルが低下するにつれて喘息の継続的な費用が増えることが一因であり、疾患コントロールのレベルを向上することによって、相当な費用節約を達成できる可能性がある[9]

重症喘息とは? こちらの定義をご覧ください。

欧州で実施された20~44歳の喘息患者527例を対象とした研究において、コントロール不良患者は25%であったが、これらの患者にかかる費用は喘息全体の46.2%を占めていた。反対に、症状のコントロールが良好であった25%の患者にかかる費用は喘息全体の12.4%であった[7]

Chen et al. 2008[9]

  1. World Health Organization. Asthma. WHO Website. 
    Available at: http://www.who.int/mediacentre/factsheets/fs307/en/#. Updated 2013. 
    Last accessed August 2015
  2. World Health Organisation. (2007) Global surveillance, prevention and control of chronic respiratory diseases: A comprehensive approach. 1–155.
  3. To, T., et al. (2012) Global asthma prevalence in adults: findings from the cross-sectional world health survey. BMC Public Health, 12, 1–8.
  4. Moore, W.C., et al. (2007) Characterization of the severe asthma phenotype by the National Heart, Lung, and Blood Institute's Severe Asthma Research Program. J Allergy Clin Immunol, 119, 405–413.
  5. Chung, K.F., et al. (2014) International ERS/ATS guidelines on definition, evaluation and treatment of severe asthma. Eur Respir J, 43, 343–373.
  6. Serra-Batlles, J., et al. (1998) Costs of asthma according to the degree of severity. Eur Respir J,12, 1322–1326.
  7. Accordini, S., et al. (2006) Poor control increases the economic cost of asthma. A multicentre population-based study. Int Arch Allergy Immunol, 141, 189–198.
  8. Kupczyk, M., et al. (2014) Frequent exacerbators--a distinct phenotype of severe asthma. Clin Exp Allergy, 44, 212–221.
  9. Accordini, S., et al. (2013) The cost of persistent asthma in Europe: an international population-based study in adults. Int Arch Allergy Immunol, 160, 93–101.
  10. 喘息予防・管理ガイドライン2015